生産性向上!Auto Repulication / 自動焙煎機能について

焙煎を実施する上で最も苦労する作業の一つは、「狙い通りにうまくいった焙煎を、その通りにもう一度同じように実施すること」だと思います。

時間/温度が前回と同じように進行するように、熱源と排気、また焙煎機の蓄熱を管理するのは簡単なことではありません。注意深く管理をしても中々その通りにいかないというのは、焙煎のご経験がある方でしたら一度は感じることではないでしょうか。

同じようにやりたいだけなのに神経を研ぎ澄ませて集中して取り組まないといけない…この課題を解決するのがStrongholdのAuto Repulication (自動再現) モードです。

Strongholdは一度焙煎をするとその焙煎プロファイルを自動的に記録を行います

「もう一度この通りに焙煎したい」

そんな時は、記録されたプロファイルを表示してAuto Repulicationモードを立ち上げるだけ※で、あとはその焙煎結果に基づいて焙煎機の方で自動的に焙煎を実施してくれます。(※厳密には生豆の計量とセット、Startボタンの押下操作は別途必要です)

弊社やまのべ焙煎所で販売している一部のブレンドはStronghold焙煎機を用いて焙煎していますが、生豆の種類やコンディションが変わらない限りは、基本的にこちらのAuto Repulicationモードを使用して焙煎を行っています

仕組み

弊社が取り扱っているStronghold焙煎機はすべて「X-Lens」が搭載されており※、これによって豆の表面温度のセンシングを高精度で行えるようになっています。※S7X以前にリリースされたS7ProにはX-Lensが搭載されておりません

x-lens

焙煎後に各温度情報がプロファイルに自動記録されるので…

X-Lensによって記録された豆の表面温度情報をトレースするように各熱源が自動制御されます

また単純に表面温度情報をトレースするだけではなく、各熱源からコーヒー豆に加わる熱の比率を再現するように制御がかかりますので、Strongholdが持つ3つの熱源 Hot Air / Halogen / Drum Heaterの扱われ方についてもきちんと考慮される形で味わいの再現が行われます。

Strongholdで生産性UP!

もちろん事柄や考え方にもよりますが、「繰り返しの作業」については人よりも機械の方が得意なことがあるかもしれません。

伝統的な焙煎機では難しかった焙煎の自動化を、Strongholdは複数の温度センサーと電気式焙煎機ならではの制御により可能にしています。

余談ですが、フィルターコーヒーの競技会の最高峰とも言えるWorld Brewers Cupにて、2021年に優勝経験のあるMatt Wintonさんはご自身のロースタリー「ROSE Coffee Roasters」でStronghold S7Xをご使用されています。
2024年のSCAJ弊社ブースでStrongholdのセミナーを実施いただいたのですが、Mattさんも味が決まったら後は基本的にAuto Repulication機能で焙煎を行っているとのことでした。これはAuto Repulicationを信頼している証であるとも言えるかと思います。

もちろんStrongholdがあることで人の仕事がなくなるというようには考えておりません。最重要ポイントである最終的な味の評価/ジャッジはやはりご自身で行って頂く必要がございます。

ただし生産性は、Strongholdと二人(?)三脚で焙煎を行うことで格段に向上することは間違いございません。

これからご開業される小規模なロースタリー様、焙煎作業の効率でお悩みのロースタリー様。
ぜひ大一電化社まで一度お問い合わせくださいませ。

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